1級海技士航海
横浜 全年度

2023年7月定期

受験地:横浜 受験者:2名

<航海>

・レーダー干渉を除去する方法を説明せよ

→除去原理を述べよ

・AISの原理及び特性を説明せよ

・ホワイトボードに世界地図を描き日本からのブラジルへの航路を4個記載し説明せよ

→スエズ運河、パナマ運河、ドレーク海峡を航行するときの考慮事項を挙げよ

・大圏航路及び集成大圏航路について説明せよ

→日本からシアトルへの航路を想定した大圏航路及び集成大圏航路を書け

・海外の水路書誌を挙げよ

→Radio Signalには何が記載されているか

・3本の位置の線で定誤差がある場合、どのようにして船位を求めるか

<運用>

・同調横揺れについて説明せよ

・パラメトリック横揺れについて説明せよ

・入港前から着岸まで、行うことについて全て説明せよ

・CPP船の操船上の特徴は何か

・大洋航海中、折損事故が発生する原因を説明せよ

・G0Mの計算方法を述べよ

・浅水影響について述べよ

・海水域から淡水域に入った時の排水量の求め方を説明せよ

・海賊海域を航海する準備、または航海するときの注意事項を挙げよ

・背の高い高気圧、背の低い高気圧とは何か

→移動性高気圧について説明せよ

→何故発生するか

→特徴は何か

・地衡風及び傾度風について説明せよ

・高層天気図における、気圧の谷及び尾根を説明せよ

・乾燥断熱減率と湿潤断熱減率について説明せよ

<法規>

(海上衝突予防法)

・安全な速力について

・狭い水道等において

・視界制限状態において、他の船舶を自船の正横より前方に音響信号を聴いた船の航法を述べよ

・視界制限状態において、航海中・錨泊中が判別出来ない船舶はどのように判断するか

→その音響信号は何か

(海上交通安全法)

・海難が発生した時どうするか、本法と施行規則両方述べよ

・第3条第2項について説明せよ

(港則法)

・第17条で後進している船舶が防波堤等の右側から航行するとき大回りにするか小回りにするか

・追い越しが出来る場合の航法について説明せよ

(海事六法問題)

・船首隔壁より前方に危険物を積載してはならない船舶は

・感染症地域から帰ってきた船に対して船舶所有者ができること

2023年7月定期

受験地:横浜

<航海>

・レーダーの偽像の種類を挙げよ

→第二次掃引偽像とは何か

・レーダーで物標映像が映るための条件とは何か

・インド洋の季節風・海流を説明せよ

・避険線とは何か

→ECDISのNo Go Areaは何を考慮して決めるか

・パイロットチャートには何が記載されているか

・クロスベアリングに含まれる誤差の種類を挙げよ

→定誤差と偶然誤差に含まれるものは何か

<運用>

・復原力に関する完成図書を挙げよ

・GMが航海中に減少する理由を述べよ

・自由水影響でGMはどのように変化するか説明せよ

・着桟する際の速力は何を考慮するか

・UKCを説明せよ

→どのようなことを考慮しUKCの値を決定するか

・航海中に気象情報はどのように入手しているか

・高層天気図から地上図の低気圧の発達予想を説明せよ

<法規>

(海上衝突予防法)

・視界制限状態の航法について

(海上交通安全法)

航路外待機の指示について

(港則法)

・港の境界外においても適用される規則について

・港内速力について

(海事六法問題)

・可燃性ガス検知器等について

2023年2月定期

受験地:横浜

法規→航海→運用→六法

<航海>

・レーダーでの距離分解能は物標をどのように分ける分解能か

→距離分解能に影響を及ぼすものは何か

→2物標がどれだけ離れていたら2物標として探知できるか

→実際の乗船船舶の方位分解能はどれくらいだったか

→方位分解能に影響を及ぼすものは何か

・南太平洋付近の海流を図示せよ

→南太平洋の熱帯低気圧の進路を説明せよ

→どの季節に発生しやすいか

<運用>

・船体が水平時と傾斜時の断面図を図示せよ

→その図にてGMを説明せよ

→浮心とは何か説明せよ

→自由水影響がある場合の変化について説明せよ

・梅雨はどの気団が関係しているか

→その気団の特徴を述べよ

→停滞前線のどこに雨が降るか

・ブロッキング高気圧の発生要因を説明せよ

→偏西風波動のどちら側にできるか

・荒天から脱出するための順走について説明せよ

→順走中はどのような危険があるか

→ラーチとブローチングの違いを説明せよ

<法規>

(海上衝突予防法)

・9条の狭い水道等における航法の中で、視界制限状態にも適用される条文を挙げよ

・避航の優先順位を定めた条文はなぜ視界制限状態で適用されないか

・狭い水道等において、船舶と漁労に従事している船舶の航法はどのような航法か

・漁ろうに従事している船舶が安全な通行を妨げてはならないとはどのような意味か

(海上交通安全法)

・前日の正午までに通報を受けた海上交通センターは本船に対して何を指示することができるか

(港則法)

・海難時に誰が何をしなければならないと規定されているか

(海事六法問題)

・無害通航権について

2022年2月定期

受験地:横浜 受験者:2名

<航海>

・ARPAにおける対水安定及び対地安定とは何か

・IMOで定められているARPAの性能基準を説明せよ

→追従性やベクトルを安定させるためにどのような処理が行われているか

・GPS位置は実際の位置からどの程度の誤差があるか

→誤差の種類を挙げよ

・GPSとDGPSの違いを説明せよ

→DGPSでは先ほど述べたGPSの誤差の中でどの誤差の修正データを送っているか。

・GPSの測位制度を示すものを何と呼ばれているか

→DOPを説明せよ

・2物標を測定するクロスベアリングにおいて、偶然誤差を含んだ場合の誤差界について図示せよ

→誤差界の数式を述べよ

→3物標を測定する場合のクロスベアリングにおいて、偶然誤差以外の誤差には何があるか

・北太平洋及び南太平洋の海流を図示し、それぞれの名称を述べよ

・インド洋における夏季と冬季の海流を図示し、それぞれの名称を述べよ

・インド洋で台風が発生する時期及びその進路を述べよ

<運用>

・静的復元力及び動的復元力とは何か説明せよ

→計算式を述べよ

・自由水影響とは何か説明せよ

→自由水影響によって船体重心Gが移動するが、そのGはどのように移動してメタセンタMに近づくのか

→GG0を計算するのに何の要素が必要か計算式から説明せよ

・二船間の吸引作用及び反発作用について図示せよ

・余裕水深を決定するのに考慮すべき事項は何か

→自身が実際に計算した方法で余裕水深を計算せよ

・貴社での港内における余裕水深に関する規定を述べよ

・風浪とうねりの違いは何か

・浅海波、中間波、深海波を説明せよ

・津波を説明せよ

・高層天気図を説明せよ

・高層天気図の種類とそれぞれの高度及び使用用途を挙げよ

→500hPa等圧面天気図において、低気圧の発達をどのようにして予測するか

<法規>

(海上衝突予防法)

・あらゆる視界の状態における船舶に適用される規定を述べよ

・第9条の航法を全て述べよ

・予防法でレーダーに関して記載のある航法を述べよ

・第7条第3項の中で規定している不十分なレーダー情報とは何か

(海上交通安全法)

・航路外待機指示をされる航路はどこか

→どのような場合に航路外待機を指示されるのか

・浦賀水道航路及び中ノ瀬航路において航路外待機を指示されるのはどういう場合か

→浦賀水道航路及び中ノ瀬航路を航行する前に、海上保安庁長官に事前通報しなければならないのはどんな船舶か。

・「巨大船等」には何の船舶が含まれているか

・海上保安庁長官が巨大船等に指示できることは何か

・進路警戒船の灯火及び形象物は何か

(港則法)

・「みだりに・・・・してはならない」の語句で規定される条文を全て挙げよ

・港長が指示や決定を行える条文を全て挙げよ

(海事六法問題)

・海賊行為の定義

2020年10月定期

受験地:横浜 受験者:2名(航海訓練所・外航船社)

<航海>

・航海計画(立案時間10分)。立案後、航海計画説明。

→東京湾沖 ・バシ海峡〜シンガポールでの航進目標、変針点、避険線、NGA設置、漁船群への注意を特に考慮
→季節的な気象(台風、潮流や季節風)の影響
→航路周辺の輻輳状況(大型船、漁船等)
→演習海域や海賊発生海域など注意項目あれば

・レーダー偽像の種類とPPI上での表示の仕方
・AISの表示内容と操船の際の便利な点
・GPSの原理とGPS測位の誤差 初めて入港する場合の注意点

<運用>

・浅水影響 側壁影響について、ホワイトボードで説明せよ
・波浪図に記載ある情報、高層天気図それぞれの天気図の使用用途
・スラスター使用上の注意 タグ使用上の注意

<法規>

(海上衝突予防法)

・横切り船の航法について(予防法、海交法、港則法) 追越し船の航法について

・狭い水道等の規定内容

・予防法の一般法

(海上交通安全法)

・交通法の操船信号と、予防法との違い
・喫水制限船の灯火形象物 予防法に規定のある信号について

(港則法)

・港則法での追越し規定は?例外はどこの航路か?

(海事六法問題)

・作業言語はどこに記載しなければならないか?

2019年7月定期

受験地:横浜

<航海>

・レーダーの偽像を全て挙げよ

→第二次掃引偽像とは何か

→この偽像を引き起こす電波の異常伝播について説明せよ

・レーダープロッティングをする際の誤差要因とは何か

・他船の動向を取得する際にAISとレーダー情報での違いを説明せよ

・水平ビーム幅はどれくらいか

・GPS以外の測位システムを挙げよ

→GLONASSとGPSの大きな違いは何か

・航程線の航法の種類を挙げよ

→中分緯度航法について説明せよ

→真中分緯度航法と平均中分緯度航法の違いと利点及び欠点を挙げよ

・六分儀の誤差で、低高度気差とは何か

<運用>

・静的復原力曲線を図示し説明せよ

→GMはどこにあるか

→風圧モーメントを追記し、予備復原力示せ

・タグボートを使用時の注意事項について

→本船その場回頭時のタグの船尾押し・船首引きの違いは何か

・霧の種類を述べよ

・移流霧について説明せよ

・霧の定義について述べよ

→海上濃霧警報の基準について

・潮汐表でマイナスになる場合があるのはなぜか

・火災が発生時の対応について述べよ

<法規>

(海上衝突予防法)

・漁ろうに従事している船舶とはどのようなものか

→灯火・形象物は何か

・衝突を避けるため動作はどのようにしなければならないか

・第34条について説明せよ

・操船信号と警告信号の違いは何か

・追い越し信号はどのような時にどのように行うか

・あらゆる視界の状態における船舶に適用される規定は何か

(海上交通安全法)

・第3条について述べよ

・来島海峡航路の航法を説明せよ

・姉ヶ崎に入港する場合の信号はどのように行うか

(港則法)

・第18条第1項の規則について述べよ

→第2項に出てくる船舶はどのような船舶か

→適用される港はどこか

→それらの港について除外区域はどこか

→第3項のマストに表示すべきものは

・港則法で航路をもつ港を全て挙げよ

(海事六法問題)

・AISの電源を常に入れておかなければならないが、これを落としても良いのはどのような場合か(船員法施行規則)

2019 年 2月定期

受験地:横浜 受験者:2 人(外航船社)

<航海>

・航海計画
チャートをそれぞれ渡され、発地から着地までの航海計画(コースライン、予想される気象・海象、その他あらゆる考えられる事象)を口頭で説明。10 分間考える時間を与えられた。
(A) シンガポールから台湾までの航海計画
(A)
・AIS の説明及び ARPA との違い
・GPS の即位原理、DGPS、スペクトラム拡散
(B)
・レーダーの偽像について
・天文航法(位置決定に関する誤差など)

(B)沿岸航海の航海計画(架空の海図で日曜の朝 9 時と指定あり)

<運用>

(A)
・Z 試験について
・荒天航海について(スラミングなど)
・乗船履歴及び荷役の問い(メインは LNG 荷役)
(B)
・スパイラル試験、逆スパイラル試験について
・地上天気図、高層天気図について
・乗船履歴及び荷役の問い(バルク及び自動車船荷役)

<法規>

(海上衝突予防法)

(A)
・追い越し船(13 条)について
・狭い水道(9 条)について

(B)
・横切り船(15 条)について
・喫水制限船について

(海上交通安全法)

(A)
・海上交通安全法での追い越しについて
・来島海峡航路の航法について

(B)

・海上交通安全法での横切りについて
・瀬戸内海(備讃瀬戸、宇高、水島航路の航法)について

(港則法)

(A)港則法での追い越しについて

(B)港則法の航路の航法

(海事六法問題)

(A)女子船員の労働について

(B)航海日誌の記録について